とある発達障害者の生存報告

今日も相変わらず憂鬱です

発達障害者が選ぶ「孤独と憂いに浸るためのモダンジャズ5選」

まず、お断りしておきたいのは、こんなタイトルだからといって、私がいつも下の5曲ばかり聞いて陰鬱になっているわけではないということです。 皆さんもご経験のように、その時々の気分によってどんなムードの曲が聞きたいかは変わります。 自分の場合ですと、割と体の調子が良い時にこの5曲を聞きたくなります。 逆に体の調子が悪い時に聞くと、さらに調子が悪くなりそうなので、そういう時はどちらかというと軽やかな曲調のものを聞きます。 皆さんもその時々の体調に合わせて、聞いてみるとよろしいかと思います。

ソニー・クラーク・トリオ “Softly as in A Morning Sunrise”

自分は「音学」には疎く、マイナーとかメジャーとかはよくわからないのだが、この人はマイナー調のジャズマンの代表みたいに見られている。 マイナーはメジャーよりも相対的に物悲しい曲が多いらしいが、この人はマイナーの曲をたくさん作ったようだ。 『マイナー・ミーティング』とか『ブルー・マイナー』とかのオリジナルはまだ聞いてないけど。 上の曲はジャズのスタンダード・ナンバー。 大方、孤独に浸れるのだが、途中でドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズがテンポをアップさせて、その部分ではノれてしまう。 その意味で完全に孤独と憂いに浸り切ることができる曲ではない。

カーティス・フラークインテット “Love Your Spell Is Everywhere”

他の曲はそうでもないのだが、この曲は出だしからもう哀愁が漂ってくる。 トロンボーンカーティス・フラーも良いんですけども、やっぱりトミー・フラナガン。 この人はバッキングに定評のあるピアニストですが、もうベースのソロの後ろで弾いているやつがもうね・・・ マイナー調のジャズの曲は日本の歌謡曲によく似ているらしいのですが、この曲が一番日本の歌謡曲の風味を出していると勝手に思ってます。 本当は、日本の歌謡曲界が哀愁漂うジャズの曲を真似たそうですけどね。

ポール・チェンバース・カルテット “Dear Old Stockholm”

自分は70枚くらいのジャズ中古アルバムを持っている。 げん玉でもらったTポイントを使ってネットショップで買ったり、ブックオフの500円コーナーで集めたものだ。 そのアルバム達の中で一番出演している枚数が多いのが、多分ポール・チェンバース。 とにかく、当時は引っ張りだこのベーシストだったようだ。 そのサイドマンがリーダーとなって出したのが、アルバム"Base on Top"。 そして、そこに収録されているこの曲。 多分、ケニー・バレルのギターの音がこの曲をより物悲しくさせている。 マイルスの"Dear Old Stockholm"よりも憂いに浸れること、間違いなし。

ローランド・カーク “Inflated Tear”

ローランド・カークは盲目のジャズマンだ。 一度に複数の楽器を演奏するという特異さから芸人っぽい扱いを受けていた時代もあったそうだ。 この曲にどのような思いが込められているか、音だけからでは知る由もないが、個人的に聞いていて何か一番泣きそうになってしまう曲。 あんまり自分は映画とか音楽とかで泣いたりするタチではないのだけれども。 孤独とか憂いというよりは、悲しみに溢れた曲という感じか。

セロニアス・モンク “‘Round Midnight”

言わずとしれたジャズ界最大の奇人、セロニアス・モンク。 リズムもメロディも他のジャズマンとは違いすぎているので、音楽的にも浮いている。 特に、この曲が入っているアルバム"Thelonious Himself"はピアノソロで、他の楽器が入ったものよりもモンク臭をたっぷりと堪能できる。 どの曲でも大体臭ってくるのだが、スタンダードナンバーとなり、最も有名だと思われるこの曲を選んでみた。 とにかくノれる要素が全く無く、陰鬱な気分にしかならない。

ま、こんな感じで皆さん素敵な憂鬱ライフを送って行きましょう。